2025/08/09 14:59

こんにちは。

MOUNTAIN SPECIALです。

8/6~8/7に奈良に行ってきました。
よく山を一緒に上る仲間の4人で行ったのですが、今回の旅行は当初は双六岳に行こうって計画だったんです。
しかし天気予報はあいにくの雨模様。
「う~ん、困った」と言っているところにメンバーから「思い切って趣向を変えてみよう」という提案が。
それがどんな転がり方で奈良の山を走るって話になったのかはわかりませんが、とりあえずメンバーが見つけたのは『奈良東山トレイル』というコース。
これがなかなかにマイナーで調べても詳細が分からないしYouTubeなどでも紹介している人が居ない…。
謎多きトレイルに挑戦するべく急遽目的地は関西に変更となったのでした。

さて到着した奈良は景気よく猛暑で走ると卒倒しそうではありましたが、ワザワザここまで来て日和るわけにもいかないので気合い入れて身支度をします。
市内の観光名所から山道に入り観光名所に帰ってくるこの奈良東山トレイル全長約24キロ。
コンパクトな行程なので9時くらいのスタートではありましたが昼過ぎには戻ってこれるだろうとう予想でスタートしました。
近鉄奈良駅から興福寺~東大寺、そして市街地を経て般若寺~奈良豆比古神社。いくつかの史跡をたどりながら道はいつしか山道に変わっていきました。ここまでのルートがなかなかの暑さだったのでスピードこそ出せませんでしたが史跡めぐりとオリエンテーリングが楽しく(皆OMM経験者)、新鮮な気持ちでルートをエンジョイしました。
山は芳山という春日大社の東に位置する山をピークを通りグルっと回ってくるコースとなっていました。
最高点で518mという事なので岐阜の田舎出身者には馴染み深い標高です。
山に入れば木陰が涼しく、時々流れてくるそよ風が心地よかったですね。
ヤマビル注意!という記載が地図にはありましたが被害には会いませんでしたし、下山ルートで道を間違えて史跡をいくつも飛ばしてしまいましたが、それもご愛敬。
ゴール直前の春日大社ではけっこう疲労がたまったメンバーでしたがコンビニで買ったチューハイとアイスボックスに救われました。
チープでも体が追い込まれていると極上のグルメ体験になるというのは、運動が日常になっている人だけのご褒美ですね。
その後宿に向かった我々はオジサン達の旅行の定番である飲み屋探しやレコードショップ探訪などで時間をつぶしました。
奈良はインバウンドで賑わっていましたが夜は静か。
地元の人の話では京都と大阪に泊まっている外国人が日中奈良に来て主だった所を見て夕方には帰ってしまうのだと言っていました。
観光誘致の難しさを感じた話でした。

そんなワケで動きたいオジサン達は翌日も朝からランニング。
朱雀門の広すぎる敷地を見学してモーニング。
チェックアウト後は奈良の博物館で『世界探検の旅展』を楽しみ、その後天理市のYOSEMITEに行って山用品を物色して帰路につきました。
今回の旅は当初の予定が急遽変更となったものでしたが、しっかり疲れる事が出来たし社会見学も出来た。
とても充実した旅行となりました。
またメンバーがかなり安い宿を見つけてくれたおかげでコスパ良い旅となりました。
個人的に思うのですがマイナーな街でも自分たちなりの楽しみ方を見つけるとソコは急にパラダイスだと思います。
観光って多くの人がガイドブックベースの発想で行ってしまいますが、自分だけの基準を見つけると市場ニーズから外れて一気にコスパ良くなったりします。

我々がトレイルランを念頭に行き先を調べたように皆さんも自分たちだけの基準を作って日本のスポットライトが当たらない町を訪れたりしてみてはどうでしょうか?